値段の安い羽毛布団と、高い羽毛布団との違いは何ですか?

値段の安い羽毛布団と、高い羽毛布団との違いは何ですか?

高ければよいというわけではありませんが、金額と、温かさや寿命は比例します

数万円~数十万円の価格差がある羽毛ふとん。でも、この価格差って・・・いったい何なんでしょう?
この価格差の理由は、大きく【4つ+α】。
この【+α】が、とても大事なのですが、それについては最後にお伝えするとして、まずは4つのポイントをご紹介しましょう。

4つのポイントは
「軽さ・あたたかさ」「衛生面」「がわ生地」「縫製(キルティング)」

1・羽毛の質は、「軽さ・あたたかさ」の質

ふとんが重たいと、寝ている間中、体を圧迫しています。これが気付かない間に体に負担をかけてしまうんです。「眠っているのに疲れが取れない」。そんな場合は、重たいふとんをお使いの場合も多いんです。
そこで、なるべく体に負担をかけないためにも、おふとんは「軽いほど性能が良い」と言われています。
でも、いくら軽くても・・・寒くては意味が無いですよね。つまり【軽い上に温かい】。シンプルですがこれが1番の大事なポイントです。

2・羽毛って「鳥」の羽ですよね?だから衛生面が大事

いくら軽くて温かくたって・・・不衛生だと意味がないです。
「えっ?不衛生って・・・羽毛ふとんに関係があるの?」と思われているかもしれません。これが大ありです。
だって、羽毛って「鳥の羽」です。当然ですが、元は汚れてますし菌も持っていそうです。だから、きれいに洗浄しなければなりません。
東京西川の羽毛ふとんは、専用工場で徹底的に洗浄。その回数9回以上(スゴイ!)。なんと洗浄水が透明になるまで徹底的に洗います。
また、羽毛には「塵・埃」や「ダウンのカス」などの不純物も含まれています。不純物が多ければ、その分重量に加算されるため、実際のダウンの量が「かさ減」することになります(涙)。
でもご安心を。東京西川では9回の洗浄に加え、専用の機械で3回の除塵を行います。これで不純物を徹底して取り除くのです。
それだけではありません。
約120度で高温乾燥。この工程で殺菌も行われます。このような東京西川の洗浄・殺菌は【業界最高水準】。例えば清浄度検査は業界基準の2倍の厳しさ。だから東京西川の羽毛は、きれいで安心・安全なのです。

3・がわ生地の質は、「耐久性とあたたかさ」の質

おふとんは長年使っていると、がわ生地から羽毛が飛び出したり、がわ生地が破れて中身が出て羽毛の量が減っていきます。その結果、
▼羽毛ふとんなのに寒くなったり、
▼部屋中に見えない羽毛のチリが飛んでる
なんてことが引き起こります。
だから大事なのが、羽毛をつつむ「がわ生地」と、その「縫製」なのです。
東京西川の「がわ生地」は、心地のよい肌ざわりと上品な柄が注目されます。が、それだけではありません。【耐久性】にも優れているのです。良い羽毛布団ほど、細い綿で高密度に織った生地で出来ています。だから、軽くてしっかりしているんです。東京西川の「がわ生地」の目はどれくらい細かいかというと、なんと・・・ダニを通さないほどです(すごい!)
高密度だからこそ、中の羽毛がしっかりと膨らみます。そこに体温がたまるのでとても温かくなるんです。また高密度なので、長年お使いいただいても羽毛が飛び出しにくいのです。つまり、がわ生地の質が良いと、長年あたたかくお使いいただけることになるのです。

4・耐久性をさらに高める「縫製の質」

でも、いくら羽毛が外に飛び出しにくくても、ふとんの中で左右にかたよったりしては、首周りがとても寒いですよね。質の良い羽毛ふとんは、中身が半永久的に移動しません。
東京西川は、この縫製技術も日本トップクラス。
東京西川は今年で創業450年を迎えました。まさにふとん縫製の伝統技術を450年培ってきたのが東京西川です。
驚かれるかもしれませんが、東京西川のふとんは、細かい縫製はいまだに【職人の手作業】です。羽毛が片寄らない高度な縫製では、ベテランの職人でも1枚に1時間以上かかります。
この450年培ってきた技術があるからこそ、「東京西川のふとんは一生もの」と、多くのお客様にお褒めいただけるのです。

最高クラスの品質を誇る東京西川の羽毛ふとん。

もっとも大事な・・・+αとは?

そして、一番大事なのが+α。
それが・・・【信頼性】です。
私たち寝具店は「ふとんのリフォーム」を行います。東京西川のふとんに限らず、いろんなメーカーのリフォームをお受けします。すると、驚くことがあります。それは表示されているものとは・・・「品質が違う詰め物」が中に入っていることがあるからです(なんと!)。
さらには、「これ本当に洗浄してるの?」「実際の重量と違うんじゃない?」と思える羽毛が入っていることもあります。
しかも、残念ながら一部の有名メーカーや、有名量販店の寝具でさえ、表示と違うようなものが入っていることもあるんです。最近、新聞などで大きく報道されたので、ご存じの方も多いかと思います。私たちもリフォームを行っていて、それを実感しています。本当に驚かされることが多いのです。

寝具業界を担ってきた、450年の信頼性

でも、ご安心ください。東京西川・最大の強みがこの【信頼性】。450年もの間、寝具業界を引っ張ってきたトップリーダーですから、ふとん業界の信頼を高めることにも責任を持っています。
じつは、東京西川の寝具は、どこのお店でも取り扱えるものではなのです。東京西川の徹底的な調査を受けて、まっとうな商売をやってるかの審査を受けます。そこで審査に通ったお店だけが、東京西川の寝具が売れるようになるのですが、ここは皆さんが思っている以上にハードルが高いところなのですよ。
そして、当店はその東京西川の厳しい審査を通過したお店なのです(エヘン!)
だからこそ、私達は寝具に対してとても自信があるのです。

寝具業界を担ってきた、450年の信頼性

「中身が見えない商品」だからこそ・・・

羽毛ふとんは、お客様からすると中身が見えない商品です。
例えば、ポーランド産で、マザーグースのダウンボールを使っていて、高品質の生地で、それでいて・・・なんとわずか数万円。正直言って私たちからすると考えられない安さです。そのようなおふとんをリフォームで中を開けてみると・・・前述のように首をかしかしげたくなることがあります。
だからこそ【信頼性】が大事なのです。

プロも使う「簡単な見分け方」とは?

でも、決して高い羽毛ふとんがいいと言ってるわけではありません。
ただ、私たちプロの目から見ると、羽毛ふとんの金額と、温かさや寿命は比例するものです。
そこで、よく寝具業界で言われてるのが、「1年=1万円」というもの。
つまり、学生時代の4年間だけご使用いただく予定でしたら数万円の寝具で大丈夫です。しかし、羽毛ふとんを一生温かく使いたいのであれば、20~30万円ぐらいを目安として、羽毛ふとんを選ばれた方がいいでしょう。
さらに、金額だけではなく、買った寝具を「しっかりとメンテナンスしてくれるのか」も大事な点です。すると20万円のふとんが、30年以上使えることだってありますよ。結果、数万円の羽毛ふとんを定期的に買い換えるよりも、安上がりだったりします。しかも、温かいし・寝ごごちも良いですよ♪
ぜひ羽毛ふとんの買い替えをされる際は、今日の話を参考にしてみてくださいね。

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