睡眠不足になると、心身にどのような悪影響がありますか?

体のお悩みについて
睡眠不足になると、心身にどのような悪影響がありますか?

ガンや心臓病・アルツハイマー・生活習慣病など、深刻な健康被害のリスクが高まります。

元来、睡眠は「休む・休息」という意味であると言われていましたが、最近の研究で、睡眠は「回復」という意味が強くなってきました。つまり、寝ている間に体の浄化・修復回復を行っています。つまり、睡眠時間が確保されないまま放っておくと、体に老廃物や疲労が蓄積し、ある日突然、生活に支障が出てくるなんてこともあり得るんです。

そのほかにも、イライラしやすくなったり、キレやすくなったり、精神状態が不安定になりますし、記憶力が低下することもわかっています。これは、寝ている間に記憶の整理を行っているためで、睡眠時間が減れば、十分に行われないまま、新たな記憶が上書きされるため、物覚えが悪くなってしまいます。このようなことから、教育現場では、子供たちの睡眠時間を補うため、昼寝を取り入れ、学習効果を期待している学校もあります。

また、睡眠中は免疫細胞の活動が活発になるの時間って知っていましたか?睡眠不足は体の免疫力をも低下させます。これはウィルスへの抵抗力が落ち、カゼを引きやすくなったり、治りにくくなったり、病気にかかりやすくなるということです。
他にも、頭痛や肩こりなど挙げたらキリがないですが、睡眠不足が危険だということを、ぜひ覚えておいてほしいです。

そうはいっても、「なかなか、時間が確保できない」という方が多い現代。
そんな時は、「睡眠の質」を高める工夫が大切です。