睡眠中に「ばんざい」してしまうのはなぜ? 〜その理由と健康との関係〜

2025年5月5日 ブログ
睡眠中に「ばんざい」してしまうのはなぜ? 〜その理由と健康との関係〜

夜中にふと目を覚ますと、両手を頭の上に上げて「ばんざい」のような姿勢になっていた。そんな経験はありませんか?これは決して珍しい現象ではなく、多くの人が無意識のうちにとっている姿勢です。この記事では、なぜ人は寝ている間に「ばんざい」してしまうのか、その理由を睡眠と健康の観点から詳しく解説します。

■ ばんざい寝とは?

「ばんざい寝」とは、仰向けの状態で両手を頭の上に上げて寝ている姿勢を指します。見た目が「ばんざい」をしているように見えることから、一般的にそう呼ばれています。この姿勢は決して異常なものではなく、体が自然に選ぶリラックス姿勢の一つと考えられています。

■ なぜばんざい寝になるのか?

1. 肩や腕の緊張を緩めるため

日中、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作などにより、肩や腕の筋肉が疲労・緊張しています。睡眠中に腕を上げることで、これらの筋肉の緊張を無意識に解こうとする動きが「ばんざい寝」につながることがあります。

2. 呼吸をしやすくするため

ばんざい寝の姿勢では、鎖骨や肋骨が開き、胸郭が広がりやすくなります。これにより、肺がより多くの空気を取り込めるようになり、呼吸が深くなります。深い呼吸は副交感神経を優位にし、リラックスした状態を促すため、自然とその姿勢を選ぶことがあるのです。

3. 自律神経の調整

副交感神経が優位になることで、体は回復モードに入ります。ばんざい寝はこの副交感神経を活性化させやすい姿勢の一つとされており、より良い睡眠を得るために、無意識にこの姿勢をとるケースがあります。

■ ばんざい寝が問題になる場合

自然な姿勢であれば特に問題はありませんが、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 朝起きると腕がしびれている
  • 肩に痛みがある
  • 手の感覚が鈍い、動かしづらい

これらの症状は、肩関節や神経、血流の問題が原因である可能性があります。例えば「胸郭出口症候群」や「肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)」などが考えられ、医療機関での診察が必要です。

■ 快適な睡眠のためにできること

1. 枕の高さを見直す

高すぎる枕は首や肩に負担をかけ、自然な寝姿勢を妨げます。頸椎の自然なカーブを保てる高さの枕を選びましょう。

2. ストレッチや軽い運動を取り入れる

就寝前に肩や腕の筋肉をほぐすストレッチを取り入れることで、体がリラックスしやすくなり、無理な姿勢を避けることができます。

3. 寝具や環境を整える

寝具の硬さや室温、湿度なども睡眠姿勢に影響を与えます。自分に合った寝具を使い、快適な環境で眠ることが大切です。

■ まとめ

睡眠中にばんざいしてしまうのは、体がリラックスしやすい姿勢を無意識に選んでいる結果とも言えます。しかし、体からのサインを見逃さないことも重要です。毎日の睡眠をより快適なものにするためにも、自分の姿勢や体調に注意を向け、必要に応じて環境や生活習慣を見直してみましょう。

■ おわりに

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