季節の変わり目の体調不良『春バテ』注意!
2020年3月17日 ブログ寝具のお役立ち情報もうすぐ「春」
日中の気温も少しずつ上がっていき、1年の中でも気象状況が目まぐるしく変化する春先はいつも以上にバテやすくなるといわれています。
この記事の目次
「夏バテ」ならぬ「春バテ」があることをご存知ですか?
春に感じる不調、実は「春バテ」かも!?
「春バテ」の原因は、【気温差】による自律神経の乱れ
日中は気温が上がりポカポカ陽気なったと思えば、翌日には急に冬のような寒さになったり、1日の中でも最高気温と最低気温が10℃以上ある日も多いのがこの春先。
私たちのカラダには「自律神経」というものがあり、全身の血管や内臓の働き、体中の全ての器官をコントロールしているといわれています。
気温の変動があまりに大きいと、それそのものがストレスとなり、この自律神経の働きが乱れ疲れやだるさといった体調不良や気分の浮き沈みなど心の不調にもつながります。
つまり、春バテ解消にはこの「自律神経を整える」ことがとても大切なのです。
自律神経を整えるには、ズバリ!「血流を改善すること」
自律神経には、
心臓の動きを速くさせ、血圧を上下させて酸素を体中に送ったりするなどの活動的な働きをする「交感神経」と、心臓の働きを遅くして体をリラックスさせる「副交感神経」があります。
激しい寒暖差やストレス、またこの時期は環境の変化などで交感神経が優位になりがち。
また、年齢を重ねるほど副交感神経の働きが低下し、交感神経が優位になる傾向もあるといわれたり、人間関係や仕事のや家事などもストレスに感じる方も増えています。
「体を温めて血流を改善する」ことが大切!
体を温めて血流を改善すれば、副交感神経が優位になり、自然と自律神経が整います。
首もとを温める
血流が多く太い血管が通っている首の後ろを温めると、血流が良くなります。眠る前などに蒸しタオルや温めたペットボトルなどで数分温めると、スムーズに寝付くことができます。
シャワーで済ませないで、入浴する
どうしても忙しかったり、時間節約のためにシャワーで済ませる方も多いと思います。ですが、その習慣こそ自律神経のバランスを乱す原因。
ベッドや布団に入る1時間前までに入浴を済ませることが良いでしょう。湯船に浸かることで一時的に体温が上がり、下がり始める時が人は眠りやすくなるので、その特徴を上手く利用するのがおすすめ。
また、なかなかゆっくり湯船に浸かっている時間がないという方や、シャワーが多い方には、効率よく血行をよくすることができる【炭酸泉入浴】もおすすめ。
家庭の湯船に入れられる【炭酸泉タブレット】なら毛細血管の血流を良くしてくれて、短時間で体が温まります。スポーツ選手の中にも、疲労回復という見地から取り入れている選手もいるようですよ!
※当店で取り扱っております。
アロマと取り入れてみる
アロマテラピー
アロマテラピー(アロマセラピー)とは、精油と呼ばれる植物に由来する芳香を用いて病気や外傷の治癒、病気の予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などを目的とする療法のこと。
様々な香りがあるので、初めて使う方にとっては、「何を選んだらいいか分からない」という方も多いと思いますが、それほど深く考えるのではなく、店頭に並んでいるテスターで実際に香りを嗅いで、自分が一番リラックスする物を選ぶと良いでしょう。
・レモンやペパーミント・・・憂鬱な気分をスッキリさせる
・ラベンダーやグレープフルーツ・ベルガモット・・・心身をリラックスさせる
・ティートゥリー・ペパーミント・・・花粉症や鼻炎に
当店にも、実際にテスターで試すこともできますし、使うシーンや用途に合わせてブレンドしたタイプもございます。
エッセンシャルオイルは、ディフューザーを用いなくても、ティッシュに数適たらして、畳んでハンカチの中に入れておけば、いつでもアロマテラピーが実践できます。
嗅覚は直接大脳に働きかけて、自律神経系や内分泌系、免疫系に作用し、心とカラダの各器官の機能に働きかけてくれるのです。
睡眠の質にも注意が必要
季節の変わり目には、自律神経のバランスが崩れやすいと言いましたが、そんな時こそ、睡眠の質に目をむけてみてはどうでしょうか?
枕を見直してみる
当店でも、冬から春にかけて「枕が合わない」「高さが気になるようになった」などでお悩みを抱えて来店されるお客様が多い時期です。
毎晩使用しているうちに枕の弾力性や高さが変わったこともあるかもしれませんが、それ以上に、自律神経のバランスが崩れることよって、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかず、枕の高さや寝心地が気になってしまうことも少なからずあるので、一度枕を見直したらり、高さ調整や硬さを変えられる物であれば、見直し見るのも大切です。
昼寝を取り入れてみる
昼寝というとまだまだ「怠ける」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
でも、昼寝には様々な効果がわかっており、グーグルやアップル・マイクロソフトなど世界の一流企業も、仮眠スペースなどを導入し、昼寝を推奨しています。
昼寝(仮眠)の研究は近年、急速に進んでいて、NASA(アメリカ航空宇宙局)でも昼寝の効果が認められているそうです。
昼に26分間の仮眠をとった結果、認知能力が34%上昇し、注意力も54%上がったという報告もあります。
効果的な昼寝(仮眠)のススメ
効果的な時間帯:正午から午後3時まで
効果的な仮眠時間:20〜30分 それ以上の仮眠は逆に夜の睡眠に影響するので逆効果
効果的な飲み物:コーヒーや緑茶、紅茶などカフェインの入っている飲み物。カフェイン摂取から覚醒作用が働くのが約20〜30分後
効果的なグッズ:完全には横たわらず、少し状態を起こした姿勢が良い。また、デスク上であれば、仮眠用の枕やクッションがあると良いでしょう。
2014年には厚生労働省が発表した「睡眠12箇条」でも、午後の作業効率を改善するために、短時間の昼寝を推奨しています。