スリープマスターが伝えたい!間違った【ふとんのダニ対策】
2021年3月2日 ブログ寝具のお役立ち情報あなたの「ダニ対策」間違っていませんか?
3月に入り少しずつではありますが、春の気配を感じてくるようになりました。私の住む新潟は、朝晩はまだまだ寒いですが、、、
これから天気が良くなってくると布団干しをする方が増えると思います。
また、最近はアレルギーや喘息で、布団のダニを気にする人も多いと思うので、スリープマスターが教える【正しい布団のダニ対策】をご紹介します。
この記事の目次
間違った寝具のダニ対策①
布団の天日干し
これは、最も一般的な方法ですか?太陽光の熱と紫外線でダニが死滅?
紫外線でダニは死滅しません。
ダニは60度の温度で死滅すると言われますから、通常の天日干しでは効果がないことがわかりますね。
仮に天日干ししたとしても、温度の低い方へダニが移動します。1時間おきくらいに表裏をひっくり返したり、
ふとんを叩くことのデメリットとして
・パンパンと布団を叩くことで【ホコリ】のようなものが出てきますが、ふとんの表面にダニやダニの死骸・フンを出すことになり、肌に直接そういったアレルゲンに触れる機会を増やしてしまいます。
・また、ふとんの中わたと呼ばれる繊維が切れるので、ふとんの耐久性もおちます。
以上の点からも布団を叩くことは控えましょう。
布団に掃除機をかける
定期的に掃除機をかけることで、ふとんの中のダニやダニの糞などを減らすことはできます。
ただ、単にかけるだけではダメなんですね。ふとんの中のダニやダニの糞を減らすには、
できますか?仮に、敷き布団やベッドマットレス・シングルサイズ1枚で約10分間掃除機をかけ続けなければなりません。個人的にはあまり現実的ではないような気がします。
正しいダニ対策とは?
家庭でできる方法➡「ふとん乾燥機を使用しましょう」
ダニは、高温と乾燥に弱いという特徴があります。
布団というのは生活用具の中で、湿気が溜まりやすい道具の1つ。
このことから、【ふとんがダニの温床】と言われるんですね。
専門業者に任せる方法➡「まるごと水洗い】
ふとんの汚れは【水溶性】です。
丸洗いで、ダニそのものやダニの糞・死骸がきれいに洗い流されることはもちろんなのですが、ダニの餌である皮脂やフケなども一緒にきれいになるので、定期的なふとんの丸洗いがおススメなんですね!
結果、ダニが増えることを抑えることができ、いつも布団が清潔な状態が保たれるのです。
また、布団専門の丸洗いでは洗浄後、高温乾燥をしっかりかけるため、きれいになるだけでなく、乾燥もされるため洗いあがった時には、ダニが住みにくい環境となって帰ってくるわけです。
ちなみにあるデータによると、ふとん水洗いはダニの除去率が【85~90%】とも!
布団の丸洗いの目安や頻度は?
掛け布団の場合
羽毛ふとん・真綿ふとん・羊毛ふとん・合繊ふとんなどいろんな素材の掛け布団がありますが、定期的に丸洗いするという意味では
★羽毛ふとん・真綿・羊毛ふとんの丸洗いについては
天然素材ですので、ご家庭の洗濯機で洗わない方が無難です。
【洗える】と謳った商品もたくさんありますが、洗えたとしても、しっかりと【乾燥】しておかないと、結果湿気が溜まり、逆にダニの温床になりかねません。
※羽毛の肌掛けふとん(ダウンケット)のような薄いものでしたら、ご家庭の洗濯機でもOK!
敷き布団・スプリングマットレスの場合
敷き布団・マットレスは基本洗うことはできませんが、当社では布団専門工場との提携により洗うことができます。
ただ、掛け布団とは違い一年中、毎日使用するものなんで、丸洗い・クリーニングに出している間、他の布団がないと寝れません…
お子さまがおねしょしたり、粗相などで緊急性の高いとき以外は基本丸洗いはせずに、マットレスはシーツやパッドを上手く活用しながらお使いください。
ただ、当店では敷き布団やマットレスの丸洗いも承っております。お気軽にご相談ください。
コインランドリーと布団専門の丸洗いとの違い
前処理工程が違います。
タンパク質分解酵素を使って、部分洗いをして汚れを落としていきます。
布団専門の超低速回転の洗浄機を使って洗う
ふとんの側生地は高密度に織られていますので、こうした専用の洗い方をしないと中まで水が浸透しません。
コインランドリーや家庭の洗濯機のように衣類や毛布をメインに洗う機械とは全く異なるんです。
もちろんコインランドリーでふとんの表面の汚れは落とせても、中まで洗えていないと考えておくと良いでしょう。
寝具のメンテナンスについては当店へ
お近くの方であれば、気になる寝具を当店にお持ちください。
その場で適切な丸洗いなどのメンテナンス等アドバイスさせていただきます。
眠りのプロがおすすめする寝具がオンラインショップでお求めになれます。
寝具の丸洗いなどについてのご質問は
ラインでも承ります!