布団のプロは「布団を干しません」

2019年2月23日 ブログ
布団のプロは「布団を干しません」

「ふとん干し」の苦労から解放されたい方へ。

布団のプロは「布団を干さない」

もうすぐ3月、今年は過去最大の花粉なんて噂・・・

そんな噂がまったく気にならない私。なぜかって!?

そもそも、ふとんを干さないからです。

そもそも、なぜふとんを干すのでしょうか?

①布団が湿っぽいから・・・

 ⇒布団に溜った湿気を逃がすことで、ふっくら感が増し、ふとんが傷みずらいので、できる限り干した方がベター。

②ダニやハウスダストが気になるから・・・

 ⇒布団を干してもダニはしなない。まして、花粉の時期は花粉が布団に付着する。それをそのまま取り込んだら、室内は花粉だらけ。

布団を干すことは、効果的なのは間違いありません。

じゃあ、布団のプロはなぜ布団を干さないのでしょうか?

そのわけは、

そもそも、干す必要のない寝具を使っているから!

干さなくていい、ふとんなんてあるの?

あるんですよ!

例えば、今では多くの方が使用していると思われる

「羽毛ふとん」はそもそも天日干しは不要です。
ダニやアレルゲンが心配の方は、羽毛布団の中からダニはわきませんし、基本、室内で広げておけば、羽毛自体に湿気を吸ったり、吐いたりして、湿気をこもりにくくなります。だから、日光に当てる必要もなく、風通しの良い部屋に広げておくだけでOKです。

ただし、汗っかきの方が使用している場合は、カバーを掛けたまま表裏1~2時間程度干すのは効果的です。

羽毛の中にダニはいないの?

よく「羽毛布団からダニがわいた」といって心配する方がいます。

これは大きな間違い!羽毛ふとんの中にダニはいません。

ただし、羽毛を作る過程の中で、徹底的な洗浄や高温乾燥などをしっかりしている羽毛に限ります。特に海外で洗浄したものをそのまま羽毛ふとんに入れるメーカーなどは不安があります。

その理由は、当店では年々羽毛ふとんのリフォーム(仕立て直し)といって、作り直したい!と相談にくる方が増えているのですが、その際、その場で羽毛ふとんの中身を診断させていただいております。足し羽毛~羽毛ふとんのメンテナンス

「診断 )というと何だか偉そうですが、「羽毛ふとん診断士」という資格を持っているので、その羽毛が本当にリフォームする価値があるのかどうか、を判断し、お客様に最適なリフォーム法をお伝えしています。

その際に、中の羽毛を見ると、「???」と感じることが年々増えてきているからです。

当店で扱う「西川株式会社」の羽毛ふとんはその辺が業界最高水準。

ただ、羽毛自体にダニはいませんが、室内にいるダニが羽毛につくことは当然ありますね!だからといって、日干ししてもダニ対策にはなりませんので、羽毛ふとんにはカバーをして、それをマメに洗う方がよっぽど効果的です。

また、羽毛ふとん自体は3年に1度は、専門業者で丸洗いをするのがベスト。

干さなくていい敷きふとん・マットレスとは?

昔はみな、綿の敷きふとんが主流でした。綿の布団は吸湿性が良いですが、放湿性に乏しく、天日干しをしないと、ジメジメして湿っぽくなったんです。

また、掛け布団に比べおもいので、敷き布団の手入れは大変ですよね。

そういった布団干しの苦労から解放してくれるのが高密度ウレタンを使用した敷布団(マットレス)なんです。

その代表作が「AIR(エアー)」や「整圧マットレス」と呼ばれるウレタン素材のマットレス・敷きふとん。

「ウレタン」素材そのものは、決して湿気に強い素材ではありませんが、それをカバーする特殊立体構造を施しているのが特徴です。

また、綿や羊毛などの敷布団に比べ、ホコリが少なく衛生的です。

ここ数年、有名なアスリートが使用することで皆さんの目に留まることも増えたと思います。

三浦知良選手(サッカー)

ネイマールjr(サッカー)

大谷翔平選手(野球)

田中将大選手(野球)

松山英樹(ゴルフ)

羽生結弦選手(フィギュアスケート)

男子・女子サッカー日本代表

「AIR(エアー)」や「整圧マットレス」は干す必要がなくなったことだけではなく、快適な睡眠を得られるということが一番の特徴。

これからの季節は、花粉も気になります。

余計に外に布団を干すことに抵抗のある方にもおすすめな寝具とも言えます。

引っ越し、転勤、一人暮らしなどで、マットレスや敷布団をお探しの方なら、選ぶ際に是非候補に入れて欲しい寝具です。

AIR・整圧マットレスを詳しく知りたい方はこちら。

布団の丸洗いについてはこちら。