何度も枕を変えても合わない本当の原因は?
2018年10月29日 ブログ自分に合った枕が見つからないのはどうしてなの?
『自分に合った枕が欲しい!』と思う方は多いですよね。実際に『自分に合った枕を求めてわたきゅうにもたくさんのお客様がお見えになります。巷には「整形外科がおススメ!』とか「安眠枕の傑作」とか一見良さそうなキャッチコピーが並んでいますよね。当店で扱うオーダーメイド枕もその1つ。「オーダーメイド」と聞くとあたかも自分用にピッタリな枕と感じる人も多いですよね。
確かに、枕が原因で「肩こり」「頭痛」「不眠」などの不快な症状は起きてしまうことがあります。
でも、ここで多くの方が勘違いされていることをお話しします。
オーダー枕なら、あなたの悩みは解決するのか?
オーダー枕を販売している私がこんなこと言ってしまうと矛盾に聞こえるかもしれませんが、そうではありませんので、最後までお付き合いください。
そもそも「計測」は必須なのか?
当店でも、オーダーメイド枕を作る際に、立位(立った姿勢)をもとに後頭部・首部を計測します。この計測の意味をお話しします。
これは、あくまで『目安』でしかありません。この「計測」も当店のように立位をもとにしているお店や「全身測定」を行っているお店も様々です。確かに、大切なことかもしれませんが、当店はこれを「重視しすぎる」ことに、私たちは疑問を持っています。
だって、実際は立って使いませんし、立ち姿勢と寝たときの姿勢では、体への重力のかかり方が変わるでしょ?
仮に寝た状態で計測しても、マットレスや敷きふとんの沈み具合によって、枕の必要な高さは変わってしまいますからね。。。
だから、この【目安】である高さを把握したうえで、実際に横になっていただき、その時の高さやフィット感・かたさ・寝返りのしやすさ ということを重視したい思っているんですね。
自分に合った枕が良ければ、万事OK?
確かに、枕を変えることで、肩こりがラクになったり、寝つきが良くなったり、快眠への第一歩になることはあります。それはとてもハッピーなことです。
でも枕を何度も変えたり、仮にオーダーメイド枕を作っても、残念ながら、悩みを解決できない方もいることも事実なのです。
「肩こり」「頭痛」「不眠」などの症状の原因は多岐に渡るため、それらが「枕1つ」で解決できることは限られます。
でも、あきらめないでください。
そのような方は、とても大切な視点が抜けていることが多いと感じいます。
それはいったいどんなことなのでしょうか?
「枕は、マットレス(敷きふとん)の一部」と考えること。
私たちは、毎晩体を横にする場所には、何かしらのマットレスや敷きふとんが敷いてあります。その上に、「枕」があり、「自分のからだ」が横たわり、「枕」と「マットレス」が1つのセットになって、体全体を支えていますよね。
つまり、「枕とマットレスで作られる【寝姿勢】(寝姿)」がとても重要
になってくるのです。リラックスした状態で、横になったときに、全体の寝姿勢を見たうえで、一番いい枕やマットレスを選ぶ必要がある。
この【寝姿勢全体で考える】視点が抜けている方って多いんです。当店でも、ご自宅で全く同じ敷き寝具の環境で枕は作れませんから、【オーダーメイド枕】については、ご自宅で違和感が出ることを想定したうえで、ご使用後3週間後、3か月後に、購入いただいたオーダーメイド枕を当店にお持ちいただき、使い心地、違和感がなかったどうか、ヒアリングして場合によっては微調整を行い、オーダーメイド感覚で枕を作り上げていることにしています。
また、【良い枕を探す】ことに一生懸命になるがあまり、【自分の体重の90%以上を支えている】今の敷きふとんやマットレスの寿命や性能に目が行かない方も多いと感じています。
【良い枕を選ぶこと】以上に【自分に合った敷きふとん・マットレスを選ぶこと】のほうがむしろ、良い寝姿勢につながります。これは間違いありません。
実際に、当店でも。枕を変えるのではなく、枕はそのままで、マットレス・敷きふとんを見直されて、首・腰・肩の痛みなどのお悩みが解消されている方も大勢いらっしゃいます。
では、どうしたらよいのでしょうか?
眠りの専門店 わたきゅう にお越しいただくのが一番の近道かもしれません。
当店独自のノウハウの調整法・合わせ方で、あなたに合う『オーダーメイド枕』をご提案しております。
当店では、オーダー枕を選ぶ際に、単にお悩みだけを伺うのではなく、現在の睡眠への悩み、寝具の悩み、寝具環境、生活習慣など、総合的なカウンセリングを行い、枕の中身の素材や組み合わせなどを選び、高さも細かく調整できます。