オーダー枕が合わない理由
2020年4月11日 ブログこの記事の目次
『オーダー枕を作ったのに合わない』ってことはあるのでしょうか?
みなさん、こんにちは。眠りの専門店綿久のスリープマスター美内信介です。
「オーダー枕を作ったのに合わない』ということはあります。
『オーダーなのに?』
『何のためのオーダー何だ!』
などなど、いろんなご意見が聞こえてきそうですが、事実オーダー枕をその方に合うように作ったとしても合わないことが確かにあるんですね。
その原因と対処法をお伝えしようと思います。
オーダー枕が合わないと感じる理由①
新品の革靴と同じように、徐々に馴染んでいくこともありますし、寝ている時の姿勢(寝姿勢)が変わることで感じる違和感。
初めてに当店でのオーダー枕の流れをご紹介すると、
①今の睡眠や体の悩み、寝具環境、生活習慣などをカウンセリング
②測定・フィッティング
③素材・硬さ選び・調整
などの手順で丁寧にお作りしております。
実際のフィッティングといっても、どうでしょう?
実際に試してもらっている時間は30分から、長い人でお1時間くらいです。
持って帰ってもらい、実際にお客様が自宅で使用するのは6〜8時間ですよね。
そもそも、オーダー枕は使用してみないとその効果や寝心地はわからないものなんですね。
一晩使って嘘のように気持ちよく寝れた!
肩こりや首のこりが楽になった!
という人はたくさんいらっしゃいますが、やはりそうなんでもうまくいくものではありません。
一晩使って、首が痛くなった
という方もいらっしゃいますが、その多くは、今まで使用していた枕の高さの違いや、硬さの違いなどが理由です。
当店では、そのような理由から、ご購入後約3週間後にまくらの無償点検をさせていただいております。これは、購入されたオーダー枕を実際にご自宅で使用していただき、不具合があってもなくても、お店にお持ちいただいております。
そこでは、調整が必要な方は再調整を行い、さらにピッタリになるようにお手伝いをし、当店で喜ばれている「除菌・消臭」を店内に併設している「クリーン・ルーム」にて行います。
オーダー枕が合わないと感じる理由②
季節の変わり目による違い
どうして、『季節目の変わり目』が枕が合わなくなり原因なの?と聞いて驚かれる方もいるかもしれませんね。
具体的には、3〜4月、9〜11月など昼と夜の寒暖差が大きくなる時期です。この寒暖差によって自律神経のバランスが崩れやすいと言われています。
自律神経が乱れると、肩こり、不眠、倦怠感、肌荒れ、ニキビや痒みなど、症状は様々のようです。
実際、当店でも今の季節(このブログを書いている4月)は、『枕が合わない(合わなくなった)』と来店される方が多いんです。
オーダー枕が合わないと感じる理由③
敷き寝具やマットレスとのバランスが合わない
睡眠時は、自然に立った姿勢がそのまま横になると肩や腰への負担が少ないと言われています。
多くのお店が立った姿勢を様々な測定器を用いて測定しています。
ただ、これを鵜呑みにしすぎたりするのは注意が必要ですし、どんなに最先端の機器で測定したとしても、実際に寝ている時は、筋肉が緩んで、弛緩した状態になりますので、立ってカーブを正確に測ったとしても、ズレが生じることを知っておいてください。
当店もプレスシェーバーと言う測定器を使用しますが、これはあくまで目安です。もっと大切なのは寝た時の姿勢や横向いた時の姿勢、寝返りのしやすさと言う、実際に寝転んでみて初めてわかることの方が多いんです。
枕を探すことだけに一生懸命になりすぎないこと
いい枕だけでも、いい敷き布団・マットレスだけでも良い睡眠は得られません。
全体の寝姿勢をみた上で、
最適な枕とマットレス敷き布団の組み合わせを選ぶようにするのがベストです。
枕が合わなくなった時の対処法①
せっかく作ったのに合わない時は、高さ調整ができるオーダー枕であれば、枕の中身を入れたり出したりして高さを調整できます。
購入した店舗で相談してみてはいかがでしょうか?オーダー枕を販売している店舗であれば、ほとんどのお店が対応してくれるはずです。
枕が合わなくなった時の対処法②
自律神経のバランスを整えるために、生活習慣を見直す。口で言うのは簡単ですが、結構大変かもしれません。
ここではポイントだけ紹介します。
・シャワーで済ませず、必ず入浴を!
・積極的仮眠を取り入れる!13〜15時の間に昼寝をしてみるのも良いでしょう。時間は15分程度。昼寝の前にコーヒーなどカフェインの入った飲み物を飲むと良いです。
カフェインが体内で効き始めるのが15分後と言われているので、昼寝の前に摂取するのがポイントです。
オーダー枕が合わない理由(番外編)
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になりますよ!