手足が冷くて眠れない、目が覚める人へ

2020年2月8日 ブログ寝具のお役立ち情報
手足が冷くて眠れない、目が覚める人へ

深く眠れない原因は「血流」が関係している!?

2月に入ってようやく新潟も本格的な寒さがやってきました。

そんな寒い日が続くと、

・夜、布団に入ってもすぐに眠れない
・夜中にトイレに目が覚めてしまう

こんな夜がずっと続くと思うと「冬なんて来なければいいのに」と思ってしまうかもしれません。中には冬だけじゃなく一年中手足が冷たくて悩んでいるという人もいます。

こんな悩みを解決するために欠かせないのが「血流」です

冷え性の人は全身に血液がめぐらない

「血流」を良くするためには「体温」が切っても切れない関係にあります。

日本人は昔に比べて体温が低くなっていることをご存知ですか?

あなたの体温は何度ありますか?

日本人の平均体温は36.14℃(2008年の調査)

50年前の平均体温は36.89℃

0.75℃も下がっています。

当店に来店されるお客様でも「手足が冷たくて寝付きが悪い」「冷え性で悩んでいる」という方の多くは体温が低い方が多いように感じます。

原因として、便利な生活になり体を動かす機会が激減したことが考えられています。

体内では血液が「熱」を運ぶので、「血流」が非常に重要なポイント。

この「血流」をコントロールして理想の状態にすれば、寒い夜でも、質の良い睡眠が手に入れられます。

毛細血管が血流と体温をコントロールしている

血流を良くするには、「毛細血管が体温調節をしている」ことを理解しましょう。

私たちの体には、周りの温度が変化しても一定の体温を保ちます。これを「ホメオスタシス」(恒常性)と呼びます。

北海道に住んでいる人と、年中暖かい沖縄に住んでいる人では体温が変わりません。

赤ちゃんが眠くなると手足がポッポして暖かくなりますよね?

反対に寒くなると手をギュッと握ります。

これは寒さを感じることで体の表面にある毛細血管の血流を減らし、放熱を防いで体の熱を閉じ込める動き。

手足が冷たい人や血流の悪い人が眠れない、寝付きが悪い、と悩む理由は

これ以上熱を下げないように放熱を防ぎ、毛細血管に血をめぐりにくくします。

すると、皮膚の表面温度が低いままだと、脳は「活動は必要だ」と思い、覚醒

→そのために脳が休まらず眠れなくり、睡眠が浅くなったりします。

さらに、いえば、

血流が悪い人ほど、筋肉が硬くなり、「肩こり」「腰痛」「頭痛」といった症状が増え、さらに体温が低いと免疫力が下がるので、風邪をひきやすくなったりするのです。

「毛細血管の若さ」=「見た目の若さ」

毛細血管の役割とは?

①酸素と栄養の供給と老廃物の回収

②免疫物質を届け、ホルモンを運び分泌のための情報伝達

③体温を一定に保つ

疲れやすい、頭痛、肩こりなどの体調不良やシミ・シワ・白髪などの老化現象も毛細血管の衰えからくる細胞の劣化現象なのです

毛細血管をゴムのホースに例えるなら、健康で若い毛細血管とは、弾力性があり、絡まってることもなく、ホース内を通る水も勢いよく出ますよね?

もちろん、どこかで詰まるようなことだってないはずです。

しかし、残念ながら、人は「老化」があります。この老化現象こそ「毛細血管の劣化」であると言えます。

血管の劣化を防ぐための救世主が『睡眠中』に!!

毛細血管の劣化を救ってくれる救世主が私たちの体から存在しています。

その2大ツートップともいうべき存在が、

□「成長ホルモン」

□「メラトニン」

この2つは[睡眠ホルモン]とも呼ばれるくらい睡眠中に最も分泌し、血管のメンテナンス(再生)を行い、細胞の衰えを防ぐと言われています。

このことからも「質の良い睡眠をとる」ということは、老化や疲労回復に非常に大切だということがわかってきますね

1 成長ホルモン

[7つの役割]

(1)脂肪を減らす

(2)骨を丈夫にする

(3)筋力アップ

(4)肌ツヤを改善する

(5)心臓病のリスクを下げる

(6)認知症を予防する

(7)糖尿病を予防する

成長ホルモンは入眠3時間以内に最も分泌

「成長ホルモン」と聞くと子供の頃だけと思われがちですが、そうではありません。壊れた細胞やDNA、お肌の修復、疲労回復など、若々しく健康でいるために欠かせない存在。

「成長ホルモン」のほとんどは睡眠中に分泌されることから、かつては女性誌などでも「夜22時〜2時のゴールデンタイム」と紹介されていましたが、それは誤りだということがわかっています。

意識することは、睡眠の「長さ」と「深さ」。「成長ホルモン」は眠りについてから3時間以内に分泌していて、特に最初の90分間に迎える最も深い眠り「ノンレム睡眠」時にピークとなる。

つまり、

布団に入って、手足が冷たくて寝付きが悪かったり、枕やマットレスに違和感を感じている人はその大切な時間のための準備ができていないということなんですね。

2 メラトニン

[アンチエイジングホルモン]とも呼ばれる「メラトニン」

体内で増えると厄介な活性酸素を減らす働きもあることから[アンチエイジングホルモン]とも呼ばれます。

様々な不調の原因となる活性酸素はエネルギー交換が盛んなほど多く発生するため、起きている時間に多く発生します。一方でメラトニンや先ほど紹介した成長ホルモンは睡眠中に分泌されるように睡眠中に私たちの体をメンテナンスする大切な役割があります。

また、季節のリズムや生体リズム調節に重要な役目を果たしています。

メラトニンを上手く利用するには光の工夫が必要

メラトニンは私たちの睡眠にも大きな影響を与えていて、昼間の明るい時間帯には分泌が減り、夜暗くなってくるとメラトニンが多く分泌してきます。

また、スマホやゲームが普及して問題視されている『ブルーライト』。

これは、メラトニン分泌を抑制するほどの強い光であり、その電磁波メラトニンを破壊するとも言われます。

夜10時以降のスマ穂使用は控えたり、ブルーライトをカットする工夫が必要です。

少し長くなりましたが、

「血流を妨げない」寝具環境を手に入れるため

私たちが毎日横たわる「敷き布団」や「マットレス」も「血流を妨げない」という観点から見て選び方にも注意が必要です。

下の画像をご覧ください。

 

画像の中に写っている指先の部分に注目してください。

右側の写真は指先の周りが白く色が変わっているのがわかります。これは指先にかかる圧迫を示しています。圧力が1点に集中しているのがわかりますね。

一方、

左側の写真[エアー]の方は、指先付近は緑色のままで、白い点が点在しているのがわかります。指先にかかる圧が分散しているのがわかります。

このように体にかかる圧力を効率よく分散することで、血流を妨げずに眠ることができるので翌朝に疲れが残りにくかったり、睡眠の質が良くなるのであろうと考えられています。

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