スリープマスターが答える『眠りの疑問』 vol.2

スリープマスターが答える『眠りの疑問』 vol.2

【良い二度寝】と【悪い二度寝】がある!?

【二度寝】・・・誰しも経験ありますよね? 

でも『気持ちいい~♡と感じる二度寝』と『頭やカラダが重い…と感じる二度寝』の経験があります。前者が『良い二度寝』で、後者が『悪い二度寝』だったのかもしれません。

【二度寝】を語るうえで、単に良し悪しは専門的に、はっきりとしたエビデンスはないようです。ただ、やはりタイトルの通り【良い二度寝】と【悪い二度寝】はあると言われています。

人は、夜に睡眠をまとめてとります。ある一定のリズムで『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』を繰り返しています。レム睡眠直後は、浅いステージから始まるので、この時に目が覚めても頭がぼーっとしたり、ダルかったりするこは少なく、いわば、目覚めのタイミングとしてはベターな状態になっているわけです。

予定している時間よりも早くに目が覚めたときに、たいして眠くないと感じるのであれば、起きた方が良いと考えられます。

『二度寝をしたら、余計頭が重くなってスッキリしない』というのは、長すぎた昼寝と同じで、せっかく目覚めに良い好機を逃し、もう一度睡眠のステージを中途半端に深くなり、脳も体も覚醒モードにもっていくのに時間がかかってしまったわけです。

『何も予定がないから、もっと寝れるから、もう一度寝よう』というのは間違いで、体内時計を考えると、休日であってもいつもと同じ時間に起きるのがベストです。体内時計は刻むリズムは連続してますから、起きる時間のタイミングが大幅に後ろにズレると、夜に眠れる時間もすべてズレてしまい、本来の夜の睡眠そのものに悪影響を与えます。できる限りいつもと同じ時間に起きて、太陽光を浴びることで体内時計がリセットされます。

『休日だから二度寝しよう』というのはNGということになり、休み明けの出勤の朝がつらくなってしまい、負のスパイラルに陥ってしまいますのでやめましょう。

※ただし、平日の睡眠時間が不足気味の人は、休日に不足した睡眠を補うことが必要です。特に平均7時間未満の睡眠時間の方は、睡眠負債が考えられるので、休日に補いましょう。

詳細は前回のブログも見てください ➡ 前回のブログ

一方で、夜中に目が覚めてしまったり、本来もっと眠るべきなのに、夢で目が覚めたり、トイレに行きたくなったり、物音が気になって起きたりしてしまったときは、もう一度眠るべきで、こちらは『良い二度寝』となります。

スリープマスター 美内信介

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