スリープマスターが答える『眠りの疑問』vol.1
2018年10月19日 ブログ忙しくて寝る時間が取れないときは、どうしたらいいですか?
日本人は、世界で2番目に睡眠時間が短い国と言われています。(ちなみに1位はお隣韓国)
日本人の平均睡眠時間は7時間43分だそうです。
また、世界の都市別でみると「東京」が圧倒的に短い都市です。都心部になればなるほど、通勤時間が長い、帰宅時間が遅い傾向にあるためなのでしょうか?「不眠で眠れない」人だけではなく、そもそも睡眠時間が十分に確保できない人が多いのでしょう。
「睡眠負債」という言葉も現れるようになり、少しずつですが、睡眠に対して、社会の意識も変わってきてるように思います。「睡眠時間が6時間」という生活を送っていると、2日間徹夜をしているときと同じ精神状態、身体機能になるともいわれています。
2日間徹夜状態って、私は経験がありませんが、1日徹夜した日の翌日は、眠気もするし、体もダルいし、集中力が続かない、車の運転も少し控えたくなるくらいです。
自分で「睡眠が足りていない」「もっと寝ていたい」と思う人は、平日睡眠時間を確保しようと思っていても、いろんな要因でできない! そんな方に、スリープマスターの立場からアドバイスをいたしますね!
休日には、多めに寝てください!
まだまだ、日本には「寝る」=「なまける」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、「足りない分を休日に返済する」という前向きな考えが必要です。
「もう、そんなことやっているよ!」という声が聞こえてきそうですが、大切なのはここから。
休日は昼まで寝るのが幸せだ! と思っている方は、逆効果となります。
平日に不足している睡眠を、休日に補うなら、「プラス30~60分」にとどめておくことが大切なんですよ!それ以上長く寝てしまうと、その日の夜の睡眠が時間的に後ろにずれてしまい、平日の睡眠に悪影響を及ぼすことになるからです。
睡眠不足を先取りして、睡眠を確保する『寝だめ』はできない
【睡眠負債は、睡眠でしか返済ができない】 溜ってもいない睡眠負債を事前に解消しておこうと思っても、どうすることもできないんです。
休日にプラス30分睡眠を長くとっても、まだ寝足りない・・・という人もいるでしょう。
その場合におすすめなのが、【昼寝】 海外では【シエスタ】と呼んだりします。日本も【昼寝】とは呼ばす【シエスタ】と呼ぶようにすれば、【昼寝の効用】がもっと見直される気がします。
外国人は、日本で電車や会議中に居眠りをすることが信じられない光景のようです。通勤電車や学校の授業など、人の集まる場所には必ず寝ている人がいますよね。それだけ、日本人は睡眠が足りていないのでしょう。
① 眠るというのは、単に体を休めているという状態ではありません。
② 足りない睡眠を、他の何かで代用して埋めることもできません。
③ 必要な睡眠時間を確保するか、どこかで補うしかない。
この3つのことをぜひ、覚えておいてほしいものです。
スリープマスター 美内信介