11月20日は『毛布の日』

11月20日は『毛布の日』

今日は『毛布の日』ってご存知でしたか?

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11月20日の今日は『毛布の日』なんですよ。日本で毛布が初めて生産されたのが、明治20年らしく、今年で130周年ということで、日本毛布工業組合が制定したようです。

そんな、記念日を待っていたかのように、新潟も昨日から真冬並みの寒さになり、雪もチラチラ。あったかい毛布が恋しい季節になりましたね。

毎年この季節になると、「毛布の使い方」で良く聞かれることがあります。

『毛布は布団の上?それとも下?』どっち?

これは良く聞かれますし、テレビなんかでも放送されているので、ご存知の方も多いと思いますが、

先日実際にお店でのお話を紹介しますね。

・お客様 『あったかい毛布が欲しくて…』

 触って物色中

『毛布って、布団の上があったかい、っていうけど、

私は肌に当たるようにかけるんですよね~』

・私 『そうですか、でもいいと思いますよ。今ご覧になっている、コットンやシルク・ウールなどの天然繊維は体に近いところでかけることで、布団と身体にできる隙間もしっかり埋めてくれるのでベストです』

・お客様 『これ、とってもいいね、掛けてみてもいいですか?』

・私 『どうぞ!どうぞ!』

・お客様 店内のベッドの上で寝転がる・・・ 『あぁ~、軽くて気持ちいい~!』

・私 『お客様、毛布が反対ですよ!』

・お客様 『えっ?』 首元と足もとをひっくり返そうと・・・

・私 『いや、表と裏が反対ってことですよ!』

毛布には『表』と『裏』がある。ご存知でしたか?

実際に、数日前の1シーンを再現してみました。

毛布に表裏があることは知らなかったようです。

毛布に『表』『裏』があること自体は分っていても、「肌に触れる面は、表なのか裏なのか」 

これ大切ですよね。

結論は・・・どんな毛布でも「ラベル」がつけられている面を肌に触れるように掛けるのが、正しい使い方です。

でも、2重の毛布(合わせ毛布と呼ばれるもの)は両面同じなので、どちらでも構いません。

今日、寝る前に皆さんが使っている毛布を良く見てみてください。

ラベルがついてる面を肌に当てるように掛けてくださいね。

私個人の偏見かもしれませんが、意外に反対に寝ている人って、多いような気がします。

では、話が前後しましたが、毛布は、ふとんの「上」?「下」?どちらが正しいのでしょうか?

今では、「ふとんの上」という人が多いと思いますが、

私は、あえて「ふとんの下」(つまり、ふとんと身体の間)にかけてもらいたいのが「毛布」だと思っています。

だって、ふとんの上だったら、肌触りとか関係なくないですか?でも、お店で選ぶとき見た目だけでなく、「肌触り」で選ぶ人って多いと思います。

上に掛けるなら、毛布である必要もなく、ベッドスプレッドでOKです。

まして、今や多くの方が「羽毛ふとん」を使用すると思います。羽毛ふとんは、一粒一粒のダウンの隙間にたっぷりの空気を含むから暖かくなるので、上から毛布を乗せてつぶしてしまっては、いかがなものかと思います。

肌面に触れる毛布には、布団に入った時のヒンヤリ感をなくすというメリットと、布団に入った直後の急激な湿度上昇を抑えるという役割があります。

睡眠は、床に入って最初の3時間が最も大切な時間。その時にいかに快適な睡眠環境になっているかが重要なので、ヒトから発散される湿気を素早く吸収し、発散するという機能が毛布には求められ、それに一番適している素材が

「ウールやシルク・カシミヤ」といった天然繊維ということです。

アクリルやポリエステルなどの合成繊維は、もちろん温かさはありますが、湿気を吸収しないため、布団と身体にできる空間の湿度が上昇しすぎて、ムレてしまい、朝起きたら、毛布がかかっていなくて、風邪をひいちゃう原因にもなります。

毛布を選ぶときは、「価格」と「見た目」だけで多くの方は選ぶと思いますが、

「快眠のための毛布選び」は「価格」・「見た目」・「素材」を吟味して選ぶといいですよ。

わたきゅうスリープマスター 美内信介

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